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★漫画「魔人探偵脳噛ネウロ」を語る

タイトルが『★「○○」を語る』表記のように、作品名の前に★をつけている場合は、『私とストーリーの好みが近い人は後悔しないと思える作品』という意味です。好きな作品の中でも特にお勧めしたい作品です。気になった方は是非!

 

作品紹介

今回は、「魔人」や「魔界」等、ファンタジー要素があるのにしっかりとしたミステリーになっているミステリー漫画

魔人探偵脳噛ネウロ」(松井優征先生)

を語りたいと思います。


魔人探偵脳噛ネウロ モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

あらすじ

この作品は、「謎」を食べる魔人である主人公・脳噛ネウロ(のうがみ ねうろ)が謎を求めて人間界に降り立ち、もう1人の人間の主人公・桂木弥子(かつらぎ やこ)と出会い、今後も謎に出会うため「助手と探偵」の関係になることで日々事件を解決しながら「謎」を食らう__という話です。

★激推しポイント

この漫画は、「魔人」であるネウロが「魔界道具」等の現実とは異なる力を使って捜査をするのですが、ファンタジー要素があるのにも関わらずしっかりとしたミステリーとして成立している漫画になっています。

人間界の事件(現実)に魔界の道具(異なる世界の物)を使うとミステリーとして成立させるのは難しいと思うのですが、読んでいくとしっかり謎を解明しているという気持ちになります

というのも、ネウロが人間界に来た理由は「謎を食べたい」なので、その「謎を解き明かすのを邪魔しない道具の使い方」をしているので、ミステリーが成立しているのだと思いました。

 

人間の弥子ちゃんも「食」に対してのこだわりがとても強く、異なる世界の住人だけれども「食」に対する思いの強さが共通しているコンビです。

そして2人とも様々な事件を解決していく中で「人間の可能性」にも興味を持つようになっていきます。

2人の関係も「魔人と人間」、「助手と探偵」、大切にしているものが同じなど異種族交流的な観点でも面白く、仲良くなっていく過程が色々な描写からわかるようになっているのでそこも気になり読み進めました。

終盤の2人の空気感が最初の頃とは変わっていて、終盤の2人の言葉にしないが存在している信頼や距離感がとても好きでした。

 

ひとつひとつの事件が心に残りやすいという「事件ごとのストーリーの完成度が高いだけでなく全体(全巻)を通しての物語の構成も良いため、トータルで見ても一部を見ても完成度が非常に高い、全巻面白いが最後まで続いていたとてもストーリー構成が巧みな作品です。

 

完結してから時が経っている作品なのですが、今読み直しても面白く感じたので、ぜひとも読んでみて欲しい作品です!

単行本は全23巻、文庫本版も出ていてそちらは全12巻と、漫画を集める時は紙派の方は文庫本版の方が集めやすいと思います。(私は文庫本版で集めました)

私と好みが近い方は後悔しないと思います!

▼ほかの★(激推作品)を紹介した記事はこちら

suzicokun.hatenablog.com